月の満ち欠けにしたがって、
新月から満月は「増やす、吸収する、広げる」
満月から新月は「不要なものを捨てる、手放す、結果を出す」
というテーマで物事を見るようになってくると陥りがちなことがあります。

それは、「これは手放すことだから満月過ぎるまでやらないでおこう」とか
「これは増やしたい事になるから、新月をこえるまでやっちゃいけない」とか
すべての基準を月の満ち欠けで考え始めてしまうことです。

たとえば、本を読むことはインプットとされ、文章を書くことはアウトプットと言われています。
月のセオリーでいうなら、読むのは新月期間、書くのが満月期間という感じです。

でも、そうとは限らない、という視点を失ってはいけないと思うのです。

文章を書いて書いて、書きまくって自分の中に何かを取り込んでいくことだってあります。
そういう時の書くことはインプットです。
外から見たらアウトプットかもしれないけれど、本人にとってはインプットです。
読むことだって、様々なものを読んだり、あるいは言語を習得して、やっとその本を読むことができる状態になるということが、「その本を読む」という形でアウトプットされたと言えるかもしれません。

行為だけを見て、それがインプットかアウトプットかを判断することは難しいのです。

同様に自分がやろうとしていることが本当に「新月期からやるべき」ことなのかどうかというのは、実は簡単にはわからない事でもあります。
なのに、勝手に「これは新月を過ぎてから」と決めてしまうことで、例えば大事なチャンスをつぶすようなことになっていたら、もう本末転倒です。

特に、創作意欲のような、突然火がついて今ここでこれをつくらなくては眠ることさえできない!という情熱みたいなものは「今は満月の後だから、新しいものを始める時期じゃないしー」などと言っている場合ではないはずです。

月の満ち欠けに合わせて、自分のやりたいことを曲げてはいけません。
やりたいことをまず基準に置き、その時少し月のリズムの後押しを追加する、くらいの考えでいたほうが、圧倒的にうまく行きます。

そして、どんな状態でも、ちゃんと後押しはあります。