12/5から日本手帖の会主催「手帳総選挙」の特別篇で、台湾に行ってきました。

渡航費も滞在費も当然自腹なので、お安いツアーを予約して台湾へ。
ツアーなので、時間が思うように運ばず、もたもたしてばかりおりましたが
台湾にいる間は毎日会場に顔を出しましたが、台湾手帳マニアさんたちの勢いたるや!

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で、せっかくの台湾!
様々な観光スポットに加えて、本屋めぐりを決行!
会場となった金石堂書店城中店様をはじめ、代官山の蔦谷書店のモデルとなった大型書店や、世界一美しい本屋にランクインしたという本屋さんも見て回りました。

とにかく驚いたのが文房具コーナーですが、日本の文房具や手帳がそのまま売られている!
パッケージも日本語のまま!
手帳も日本語のまま!「ひな祭り」とか書かれてる!
台北のおしゃれスポットだから、外国製品が多いのかと思ったのですが、じゃあ台湾のカレンダーや手帳を探そうと思ったら、日本の手帳に比べてあまりに数が少ないのです。
あれほど手帳マニアさんたちの気迫があふれる会場を見た後だったので、ちょっとびっくりするくらいでした。

台湾手帳は探しに探して、見つけました。
台湾の祝日が知りたかったので、どうしても台湾の手帳が欲しかったのです。
台湾は旧暦を重要視しているという事でしたが、手帳にも小さく旧暦の日付が入っています。

さて、台湾でのムーンプランナーですが、注目は集めたものの、販売はそれほどという感じでした。
「Amazonや楽天で調べても説明がなかった」
と担当者の方に言われて、ああ、外国で日本のものを調べるときはAmazonや楽天なんだなー(両方出店してないし、しばらく出店する予定もない…)とわかったり。
また、台湾の本屋めぐりで占い本の棚に行くと、月の満ち欠けに関する本がまったくない、関連本の訳書もまったくなかったことから、「月の満ち欠けの影響でスケジューリングする」という文化がまだ輸入されていない!という事にも行き当たりました。

つまり日本も、いくつかの類書(西洋占星術の分野からのものが多い印象ですが、チロル地方の古くからの習慣やそこから発生したバイオダイナミック農法、または80年代頃に発表されたバイオタイド理論などに類するものなど)が翻訳されて、月の満ち欠けをスケジューリングにとりいれるという感覚のベースを「輸入」したわけです。
さらにもともとの日本の旧暦の慣わしをベースに取り入れたマクロビオティック思想、インド発祥のヨガ思想、南米のマヤ暦やネイティブインディアン文化などと合わさって、ある意味日本独特の発展をして来たのだということを、改めて実感しました。

ということは、単なるツール(手帳)のムーンプランナーだけを持って行っても、台湾では売れない!?
月の満ち欠けをスケジューリングに噛ませて、自分のリズムを作るという「新しい概念」を説明する事から始めないとダメ??

逆に言えば、そこらへんをもう少し整理して、これから日本でもはじめて使う人にとって使いやすい「入門書」的なものを作るべきなのかも?
そんなこと、できるのかな?

いやもう、大きなテーマを受け取った台湾体験でした。

ちなみに、せっかくの台湾、目一杯観光もしてきました。

台北一のパワースポットと言われる龍山寺(ロンシャンスー)の「のせられるところは全部装飾をのせてやる!」という彫刻びっしりの精巧な作りに圧倒されたり、九份ツアーに行くバスの空調に冷やされて体調を悪くして倒れたり(台湾のバスは送風を止めることができないらしい)、国立故宮博物院の展示物が全体的にかわいらしい作り物か「俺の腕前ドヤー」みたいな変態的、じゃなかった天才的な細工の数々を眺めたり。
最強の縁結び神と名高い「月下老人」も月つながりだし、と思って詣でましたが、晩ご飯のお金が足りなくなるのを危惧してお賽銭(線香やなにか金色の紙など)をお納めできなかったので、ご利益を賜ることははばかられる気がします。。。

月下老人様申し訳ありません。次行ったときは2倍、いや3倍。。。
わたしも嫁にいきたいです。。。

あと、龍山寺のお守りコーナーに、オリジナルマスキングテープが売られていました。
これを張ったらそこはマルチテンプル龍山寺(ロンシャンスー)!ってなるのでしょうかね。
買わずに帰ってしまいました。

台湾、また行きたいです。
(大変な飛行機嫌いの私ですが……台湾なら、なんとか……)