このところの月の時間のながれは、なんだかとてもドラマチックです。

3/20の夜6時半頃に、魚座で新月を迎えます。
魚座は12星座最後に位置する「おわり」を司るものとされています。
そこで起きる新月。しかも蝕があるタイミング。
何か、「はじまりのためのはじまり」みたいな気配があります。

翌日の3/21は、春分の日。
西洋占星術的には元旦に当たり、世界中の暦でとても重要な日と位置づけられている日です。
春、はじまりの日。非常に強い意味が込められています。

そのあと、4/4に満月があります。ここも蝕で、日本でも皆既月食が観測できます。
この次皆既月食がみれるのは3年後の2018年の1月です。
蝕はとても大きな、ビビッドな節目に当たる事が多いです。
満月は「完成」を意味する星回りなので、4/4はなにか今までやってきたこと(特に、2014年の9月後半頃、天秤座の新月の頃に始まったこととリンクしているでしょう)がはっきりとスポットライトを浴びる事になったり。(あるいは前回の蝕の10月中に起きた何かと響きあう事も想像できます)
これは、「はじまりの完成」という雰囲気もどこか漂っています。

完成、そしてはじまり。

ムーンプランナーが新しいものに切り替わる4/19は、春分の次の新月、牡羊座の新月になります。
月の暦の元旦の日です。

特にこの新月は「スタート」という意味で重要視され、特別な新月として捉えている占星術師もたくさんいます。

この魚座の新月から始まる約一ヶ月に渡る「はじまり」の時間。
月の時間は何度でも行き来しながら、しっかりと進んでいくんだと思います。一回戻ったり、やり直したり、スタートが何回もある。
人生も、なんかそんな感じのことがよくあると思います。
けして一方通行ではない(確かに、時間は戻らないのだけれど)。

そんな豊かなうねりが、この一ヶ月間におこるのではないでしょうか。

ムーンプランナーを見ていると、なんとなくそんなことを考えます。

魚座の新月に。