‪‎ムーンプランナー‬は見開き1ページが基本のスタイルです。
ページごとに日数は違います。

これは月の満ち欠けに従っているので、一見ランダムに見えますが、きっちり自然のリズムに従っています。
大体14日~16日です。

このランダムさが、なにかをしたい、続けたいと思っている人にとっては実に効果的なのです。

いつも決まりきった「一週間は7日間」「一ヶ月は30日くらい」という先が見える状態だと、脳の活動が低下します。
つまり、予測がたつという事で考えなくてもいい状態ですね。

月のリズムで作ったムーンプランナーの見開き1ページは、だいたい14日~16日で、かなりランダムです。
これが「日数感覚の予測がつかない」状態になり、結果として脳の働きが落ちない=飽きがこない効果を引き出します。

日数がぎっちり詰まっていると、充実感や集中がうまれますが、同時に疲れますし飽きが来やすいです。
短い日数だと、スピード感があるのですが、やりたいことが全部できない感じになります。

そこをページが切り替わっていく事で、短所が強く現れるより少し前にリセットする事ができるのです。
ページの始めの一番広い新月欄&満月欄にその期間のテーマなどを書いておくと、さらに効果は高まります。

これを「切り替えのちから」と呼んでいるのですが、なにかやりたい、続けたい、習慣化したい、目標がある、という人にとっては、「飽きる」というのは最大の敵です。
どうにかして阻止しなくてはいけません。
常に新鮮な気持ちで臨めばいいのですが、なかなかうまくいかないから飽きてしまうわけで。
飽きるというのは人間の脳に備わった大変高機能な仕組みなので、抑え込もうとするのも難しいのです。

飽きないための方法はいくつかありますが、ここでは「日数を一つのかたまりとして捉える時間感覚」を一部無効にするという事で、時間に対する感覚が変わり、変わるという事は新しい環境であると脳が認識しがちになり、結果として「新しい環境=新鮮な気持ち」を持ち続ける事が出来るという仕組みです。

ムーンプランナーが中期的なモチベーション管理にとても向いているのは、この仕組みも大きなポイントです。

長期的な展望はたとえば「死ぬまでにしたい100のリスト」みたいなもので、いくらでも書けるでしょう。
明日の予定や、来週の予定についても、ある程度決まっています。
でも、3週間後とか、2か月後という中期的な展望というのは、なかなかつかみにくいものです。
それは、これといった指針が持ちにくいのが理由のひとつでしょう。

そんな時に、月の満ち欠けがすごく役に立つのです。

ぼーっと二か月と考えるか、月が二回満ち欠けすると考えるかで、かなり時間の捉え方は変わります。
二度目の満月頃に結果が出そうだな、とか。
予定が立てられないけれど、なんとなくリズムはつかめる感じ。
これがすごく役立ちます。

中期的な目標(3か月前後)がある人は、一度月の満ち欠けからその計画を見つめてみると、面白い感覚が生まれるかもしれません。

※この内容は、現在作成中の新しいMOON PLANNER BOOKで解説しています