ムーンプランナー春夏版最後のページになりました。

満月は「物事の完成」。ひとつの結果であり、終わりでもあります。
そして、魚座は12星座最後の星座で、こちらも終わりを司り、すべてを混沌とした境界線のない状態に戻すような力があると解釈されています。

重ねて、今回の満月は蝕の満月。半影月食が起こります。
17日の3時~4時頃に観測される月食で、満月時刻は4:05。
各地の天文台や天体観測愛好者たちから美しい月の写真が公開されています。

ムーンプランナーの切り替わりの時期という事は、それだけで季節の大きな切り替わりのタイミングです。
そこに、蝕の満月が重なったことで、より大きな振り返りのタイミングになっています。

前回の魚座の新月も蝕でした。
3/9あたりからこの9/17まででひとつの時間のかたまりとしてみた時に、なにかがはじまってここでひとつの終了を迎えて次のステージが動き出しているようなものがあると思います。

満ち欠けPDCA的には、この半年間の見直しをするのもおすすめです。

蝕のタイミングは、大きな波が起こりやすいといわれています。
前回の新月は今回の月食と対になる日食で、その前の満月もわずかに蝕でした。
なので9月はものすごく大きな節目の期間です。

さらに、占星術でいうと木星の移動が9/9にあり、次の10/1の新月からよりはっきりと「今までの一年が終わって新しい一年がはじまった」という流れが出てきます。
その「はじまり」に対しての、終わり、最終章、エピローグを司る雰囲気なのが、今回の満月です。
特に現在、水星も逆行中で、過去にさかのぼって「やり残したことを清算する」かのような動きが多くなっている状態とされています。

ここまでの結果がたくさん形になって現れたり、はっきりと終わりだなと感じる出来事に遭遇したり。
終りになるということはけして寂しい事ではなく、たとえば舞台で最後に役者さんたちがずらりと並んで客席に礼をする時の晴れがましさや、客席側の惜しみない称賛を届けられる幸せな時間だったりします。終わった後、あれはとても良かったねと語り合ったり思い出に浸れるのも、この終わりがなくてはできない事です。

この大きな変化というのは、実は渦中にいると気が付かない事も多いです。
なので、今は何もわからないけれど、あとで振り返ったら「あの時の何気ない選択が、大きな結果を生んでいた」と感じる事があります。
それを探すには、一度前回の蝕の頃に何があったかを振り返ってみるのが一番のヒントになります。
ここまでの道のりの始点を思い出してみると、途端にひとつのストーリーがはっきり見えるという事がよくあります。

起承転結でいうと、ここは転か結のどちらかです。
人によって現れ方は違うのですが、この満月にはそういう「終りの方の大事な部分」という役割があるようです。

そして、ムーンプランナーの春夏版が終わるという事は、新しいスタートが控えています。
特に今年の10/1の新月は、木星が9/9に天秤座に移動して、10/1に天秤座で新月が起きます。
くっきりした「はい、2016年後半戦スタートです!ついでに来年の10月頭までの流れがはじまりましたー!」というタイミング。
水星逆行も9/22の秋分の日で終了しますので(手帳の前半にあるサマリーページで確認してください)、後ろ向きに今までの事を見直したりやり直したりしていたところから、はっきりと前を向くような時に切り替わります。

この9/17の満月におすすめなのが、最初のページのウィッシュリストの見直しと総括です。
できた事、やってみてよかったこと、予定にはなかったけどすごく好きになったもの等を見直して、最初の願いとはちょっと変化してきている部分も確認して、次のウィッシュリストへどう生かそうかと考える時間は、とても豊かな感覚になれます。

この「後ろ向きの時間」がいかに充実し、甘く満たされるかで、前に向く時間の質も変わってきます。
ポジティブ=陽であることがよいのではなく、ネガティブ=陰であることが悪いのではないのです。
質の良いネガティブ=陰であることが、質の良いポジティブ=陽を支えます。
質の悪いポジティブって、何となく想像できると思いますが、けしていいものではないです。
もちろん質の悪いネガティブも厄介ですが、すべてを陽=よいもの・陰=わるいものという感覚でとらえては、見えるものも見えなくなってしまいます。
この後ろ向きな時間の質を高める=質の良い陰を大切にするという、そんな意味合いのある満月にもつながりそうです。

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