先日契約期間が終了となり、今は会社勤め生活に一度お休みを入れています。
ムーンプランナーの2015年春夏版を作る手配が終わったら、また働き始めると思います。

会社を辞めたので、そりゃあ自由に何でもしていい!と喜び勇んでいたのですが、これが実際に始まってみると、無職生活のプレッシャーすごい。

そもそも昨年末の突然の解雇がきっかけでムーンプランナーが突然現実味を帯びて、
いいからやっちゃえ!
ここで一歩を踏み出しておけ!
一歩でも踏み出しておけば、後戻りはいくらでもできるわい!
という無鉄砲さでムーンプランナーは始まっています。
(この製作者の雑記の一番最初から読むと、その時の様子がよくわかると思います)

基本、無職状態には強い。
強いけれど、プレッシャーはしっかりあります。

無職なので、お金の心許なさといったらすごいです。
だからなんでもできる!という気持ちとは裏腹に、行動は引きこもり一直線です。

そうやって一ヶ月、次の発売分を作ったり、どういうふうに売っていくかを考えたりしていたけれど、
じわじわと見えないプレッシャーが重く重くなっていくのも感じていました。

販売数は11月に入って当然少なくなります。
次の分の印刷をするにはそれなりの金額が必要です。
印刷がきれいにあがってくるのか、とても心配です。
ちゃんと売れるのか、とてもとても心配です。
いろいろすごく心配しています。
心配したところで何とかなるものではないのもわかってるんですけど、いいじゃないですか、心配ぐらいしたって!(逆ギレ)

前回の職場がものすごく忙しくて、あれもこれもやりたいのにぜんぜんできない!というところから、
自由になんでもできるぞーとなったのに、なかなか思った通りの行動ができません。
心も「お金はたりるのか、次の職はあるのか」と心配事から離れません。

自由になったと思ったのに、自由になるのは本当に難しい。
特に身体はすっかり自由なのに、心は全く自由じゃないのです。

心が自由になることは、とても難しいのですね。

11月22日は夜の九時半頃に、射手座で新月を迎えました。
射手座のテーマ(ちょっとマニアックな話ですが、西洋占星術のホロスコープは12星座ごとにこの世のすべてを説明できる分野分けがされているのです。ちょっと曼荼羅とかに似ているのかも)は、「専門的な知識や技術、法律、海外」などになり、その中に「自由」というものがあります。
何にもとらわれず、遠くへ気ままに(本人にはがっちり目的があるのですが、周りには気ままに見える)飛び出していく自由さ、楽天さ。
それは実はとてもむずかしく、だからこそ価値のあることなのだろうと、ほんのり感じることができました。
楽天的な思考や冒険心は、経験を積んで大人になると失われがちだと言われていますが、本当はそうなってからこそ持てるものなのでしょう。
子供の何も知らないからこその自由さとはひと味違う、経験値があるからこその手練れの自由という気がします。だから、歳とるのも、わるくない。

それでいて、歳をとったから、経験値が上がったからと言って簡単に自由をつかめる訳でもない。
経験を積むほど不自由になっていく人も少なからずいます。

むずかしいんだなーと、つくづく思います。

どんなことをしていても、心が自由でありますように。
自由で誇りを持っていられますように。
どのような自由の中にあっても、自分自身の言葉で語ることができますように。
その自由さを持つことで、他の人を傷つけることがありませんように。
むしろそうあることで、他の人の尊厳も守ることができる人間になれますように。
それらが難しいことだとしても、ちゃんとそれができる人間になれますように。

あと、次に印刷するムーンプランナーがきれいに出来上がっていますように。
たくさん売れますように。
必要な人の手に、ちゃんと届けられますように。

2014年の射手座の新月に。