満月になると、水分が上に上がって果実類は特にみずみずしくなると言います。
その分、もぐとすぐに腐ってしまう。

新月には水分が下におりるので、根菜類がしっかりおいしくなると言われています。
月が明るい時は大根(カブだったかも)にスが入っている、などと言い伝えられている地域もあるそうです。

月の満ち欠けは、確実に何か畑の野菜にも影響があると、経験的に地球上のあちこちで言い伝えられていますが、月の影響以外のコントロールが可能な部分が科学的に解明されて、すっかり月の影響力など忘れ去られてしまいがちになっています。それでもやはり何かの力を感じるという人はとても多いです。

特に、海に関わるものはそれが顕著です。
干潮は月と太陽の引力によって起こりますし、満月になると産卵する魚や貝などはたくさんいます。

いろいろな月の影響について書かれた本を読んでみたのですが、どの本にも取り上げられているのが牡蠣でした。

でも、満月のその日に牡蠣を食べる事が出来る人は、それこそ生産者とその近くにいる人しかできません。
それこそ地産地消で、ローカルなスローフードの世界です。

実際に満月と新月で味が違うのか、と言われると、それはわずかな差かもしれません。
でも、食べてみたいじゃありませんか!満月の牡蠣を!

それらを取っ払っても大変おいしい広島の牡蠣をおすそ分けする機会に恵まれ、先日解禁となった11月の満月に取れた分の販売をいたしました。(現時点では完売です)

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月の満ち欠けは手帳の上にあるものではないです。
でも、毎日空を見上げる事も少ないです。雨の日もあるし、それどころではない日も多いです。

なぜ、突然の牡蠣?と思うかもしれませんが、満月の日の海から引き揚げたたっぷりした牡蠣を食べる事で、満ち欠けを食べるような体験ができるなんて、すごく楽しいじゃないですか!
満月を実感する体験として、こんな素晴らしいものはないと、勝手に思っています。
(牡蠣がダメな人、ごめんなさい。うまくできたら果物や野菜なども同じようにやってみたいと思ってます)

満ち欠けの影響があるなんて迷信だ!科学的に証明されていない!
という説を声高に語る人もままいますけれど、ムーンプランナーは「じゃあ、体験して確かめてみるという機会を率先して作っていこう!」と思っています。

それに、少しだけでも、ちゃんと作っている生産者さんを通して、消費者としての立場でしかいられない私たち自身が学ぶ機会にもなるのではないかと思うのです。
今回ご購入いただいたお客様は、お客様という立場から一緒にそれらを体験する機会を作り出してくれた同士でもある、と思います。これは牡蠣に限らず、手帳も、当店以外でのことでも。
買ってくれる人がいるから、それが成立するのです。

11月の満月の牡蠣をうまくお届けできたら、12月~3月までの満月ごとに、たっぷりと滋味あふれるフルムーンオイスターをお届けできるようにしたいなと願っています。ほんと、甘くておいしいんです。蒸し牡蠣にしたらコクがすごくて!しかも電子レンジでチンっとするだけでもいいんですよ。
牡蠣を自分で開けるのも、難しくて、面白かったです。
「上と下に貝柱があるから、そこをそぐように切るとすぐに開くよ」と教えてもらいました。身を破かないように、丁寧に、素早く!お店の人たちすごいなあ。
そんな事も、体験してみないとわからない。牡蠣ナイフが入っているので、うまくやってみて下さい。

単なるおいしい牡蠣のお取り寄せ、だけじゃない、素敵な体験がきっとあるはず。
そう信じて、お届けします。

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