2016年9月1日は新月です。
18:03に乙女座の位置で新月になります。日本からは見えませんが日食の新月です。
8/30から水星逆行もはじまりました。
占星術的には、1年間のムードを司る木星が、9/9に乙女座から天秤座に移動します。
これらをあわせてみると、この新月はここ1年くらいの総括のはじまりといったイメージがあります。

蝕のタイミングでは、大きな波が起こりやすい、大きな節目が起こりやすいと言われています。
前回の蝕のタイミングから今日までの流れを見直してみるのも、その全体の流れがわかってとてもおススメです。

前回は3/9魚座の新月で日食、3/23天秤座の満月で月食でした。
日食と月食は対で起こります。

3月頃何があったか、その頃から今までに続く道のりをざっと振り返ってみると、この蝕に起きる事のイメージが出てくると思います。
ただ、蝕のような大きな節目の出来事は、その場でわかる事は少なかったりもします。あとになって、あの時が大きな分かれ目だったなあとわかるという事はよくあります。
また、自分自身に何もなくても、身近な人に何か大きな転機が訪れた結果、自分自身にも大きな変化が起きるというようなこともあります。職場で出産のために休む人が出て、自分は出産みたいな大変化がある訳じゃないけど仕事内容がガラッと変わった、みたいな事がわかりやすいかもしれません。

特に、今回は時間が過去に戻るような流れになると言われる水星逆行のタイミングですので、振り返りをはさむことが未来の事を考えるための大きな材料になる気配があります。

満ち欠けPDCA的には、新月はP(プラン=計画)の日です。
これからさきこんなことをやりたい、こんなふうになりたい、みたいな漠然とした願い事でもプランとしてみなします。新月時刻を過ぎたら、願いを込めて書いてみてください。
なぜ時間を守るのかというと、新月時刻までは月が欠けて消えていく時期だから、満ちていく時間に入ってから始める事が重要とされているためです。それまでは下書きとか、メモで準備しておくというのもいいと思います。(詳しくは新月の願い事について)

この時間を守るというのが、ものすごい効果を発揮します。
普通の生活では「時間ができたらやろう」「土曜日にやろう」と言って後回しにした結果、結局やらない事が頻発しています。それだけ忙しいという事でもあります。
なので、時間ができたらやるのではなく、「今が新月だから、この時間を逃さずに!」という感覚が何より重要になってきます。

時間ができたら、とか、タイミングがきたら、というのは、特に30代後半からは「そんなぼんやりしている暇はあまりない」と多くの先輩方からは教えられますが、それを実感をもってうなずくことが増えてきました。
「いつかそのうち」と思っていると、平気で3年くらい経ってしまうのです。

だから、ヒマな時間が来るまで待ってはいけません。

手帳を見返して、30分どこかのカフェの狭い椅子に座って自分の時間を確保して、これからの事を思い巡らせ計画を立てたり、ちょっとした目標を考える、というのは意識をもって取り組めばむずかしい事ではありません。もちろん自宅でも、集中できるなら職場のデスクでもいいのです。新月のタイミングで書かれた願い事は叶いやすいという伝聞も、心が躍ります。
その踊る心を封じ込めずに、ほんの少しだけときめきながら手帳やノートに願い事を書いてみる。
その時の人間の集中力はとても強くなっています。

乙女座の新月は、
・混沌から秩序を生み出す
・計画を立てる
・正確な分析力
・ルール作り

といった部分が支配下になります。これらについて強い後押しをもらえるタイミングです。

またそれらによって得られる
・協調性やサポート力
・実務の高さ

という能力について考えるきっかけも出てくるでしょう。

さらに、これらの力が行き過ぎた場合生じがちな完璧主義によって自分や他者を激しく責める事や、過剰な心配性などを改善するきっかけもあるかもしれません。
正確で緻密な計画を立て、混沌からルールを生み出す力がダークサイドに落ちるとこういった悪い状態になりますが、正しく使われた時にはこういう事は起きません。これらの力が正しく施行されているか?と考えるときの、大きな指針になります。
過剰な心配性で何も手につかないという人は、もしかしたらものすごく有能な人かもしれないのです。