2016年10月01日 9:11
天秤座の新月で、ムーンプランナー秋冬版のスタートになります。
節目のタイミングというのは、時間的に決められた節目と、そこまでの物語の流れからくる節目のふたつがありますが、今回はその両方が重なるようなタイミングです。
ムーンプランナーは、半年1冊で作られています。
それは、区切りをはっきりとさせるためです。
新しい手帳がはじまるときは、とてもすがすがしく、不思議と厳かな気持ちになります。
今までの出来事もいったんリセットして、軽く生まれ変わったような気持ちになります。
手帳を変えるという事でここまですがすがしい気持ちになれるなら、それを積極的に取り入れていこうというのが、この1冊半年仕様です。
今回の大きな節目というのは、まずは秋分の日を過ぎて最初の新月という、季節の区切り。
春夏版は春分の日の次にくる新月(牡羊座の新月)からはじまります。
星座というのは古代のカレンダー・暦なので春分の日は牡羊座のスタート、秋分の日は天秤座のスタートになります。
二十四節気のように「ここからここまで天秤座の季節」みたいなイメージですね。
一年の半分、季節の切り替わりのタイミングが、この秋分の次の新月。
さらに占星術的に見ると、1年のテーマを司るのが木星とされています。
今まで1年間、木星は乙女座にありましたが、9/9~来年の10/09までは天秤座エリアを運行します。
私たちは通常太陽時間で作られたカレンダーで生活し、社会も動いていますが、もう少し広い目で見ると、水星時間や金星時間、木星時間や土星時間という時計の針が動いていると考えるのが占星術の見方のひとつです。
この木星時間が、今まで乙女座だったのが天秤座に移動します。
そして、今回の新月はその天秤座時間のはじまりをはっきりと位置付けると読むことができます。
なので、今回の新月は、
・これから半年間、ムーンプランナーの終わる3/27頃までの時間
・来年10/9くらいまでの約1年くらいの時間
の、ふたつの波のスタートが重なっている場所になります。
大きな転機というのは、実はその時には自覚できない事が多いです。
あとで振り返った時に、「そういえば、あの時あれをはじめて、それが面白くなってきて……」みたいに、始まったその時には見えない事はよくあります。
だから、今日明日で何かが起きるわけではないかもしれません。
(何かが起きている事はあっても、そうだと自覚はできないという意味で)
でも時間は確実に動いています。
いつも、私たちは何も見えない暗闇の中を泳がされていて、水の流れはいつもあるけれどそれがどこからどう流れているのかは、はっきりとはわからない。
おおまかなことは解明されてきたり、言い伝えられてきているけれど、それでもそれがいつも正しいとも限らない、そういう暗闇の中を泳いでいるようです。
だからこそ、「今、わたしが願っている事」というのが、わずかでも重要な光になっていきます。
些細なことでも、深刻な悩みでも、ちょっとだけメモをするように手帳に記しておいてみると、あとでその時間の流れの中でそれがどれほどの意味を持つのかがわかってきます。
「かけがえのない日々」というのは、その時にはわからない。
あとになって、それらすべてが「かけがえのない日々」だったのだなと理解するのです。
未来から過去を見た時にしか、その意味は発生しません。
いまその「かけがえのなさ」を感じるには、時間の区切りを見つけると、それが少しはっきりする場合があります。
それがこの半年間の流れと、約1年間の流れの時間のひとかたまりです。
この新月には、大きな時間の流れを想像して、そこから導き出される「かけがえのない日々」を思い描きだす事ができるタイミング。
そっと、これからの半年間と、これからの一年間を想像してみてください。
新月は心の深いところにアクセスできる時間だという人もいます。
(だからこそ魔が通るともいって慎むようにと教える人もいます)
このスタートも「かけがえのない日々」の一日です。
多くの人が、強くそのスタートを切っていくでしょう。
その願いが、どうかすべて叶いますように。