ムーンプランナーを販売するようになって、いろんなメッセージが届くようになりました。

「これは満月にはしちゃいけない事ですか?」
「これをするには新月のほうがいいですか?」
「ムーンプランナーはやっぱり新月から書き始めるべきですか?」

いやいや、待って。みなさん、待って!

たくさんそういうメッセージがあちこちに飛び交うので、思わず「ソウジャナイヨー」と心の中で叫んでしまいました。

だってだって、今まで結構長い事、月の満ち欠けなんかそんなに気にせず生きてきたと思うんです。
満月だから悪い事があったとか、半月にはこれが、とか、そんなになかったと思うんです。
確かに、月の満ち欠けを気にし始めると、あれもこれも気になります。
特に体調が満ち欠けとリンクしやすい人は、ビビッドに満月前後に具合が悪くなったり、新月前に気分がふさいだりして、余計気になってしまうと思います。
わたしも満月は非常にだるくなる体質のようで、もう身体も頭の中もモッタリしてしまって、あんまり使いものになりません。
だからと言って、それが「悪い事、不運」とは違うと思うのです。だるいけど。

月の満ち欠けを気にすることで良い事は、自分の感覚に耳を澄ませることが増えることだと思っています。

自分は満月がだるい体質なんだろうか、新月が不調になりやすいのだろうか。
いつもは満月にだるいのに、今回の満月はそんな感じがしない。
今回の新月はいつもよりテンションが低くて、妙に不安な気持ちになっている。
そういうことを、じっと自分のなかで感じ取ってみてください。

そういうことが「満月にはこれをしましょう」「今日の開運行動はこれ!」などということよりも、圧倒的に自分のためになっていくと思います。
ラッキーアイテムとかは、そのあとに追加で楽しむといいと思うのです。
ラッキーカラーとかラッキーフードとか、なんか楽しいですからね。

でもラッキーフードがアレルギー物質だったりしたらやっぱり普通に考えてダメなわけです。
オムレツが金運アップと言われても、卵アレルギーの人はそれじゃダメなんです。
ラッキーアイテムよりも、自分の身体・自分の感覚が大事って、そういうことじゃないかなーと思います。

月の満ち欠けにまつわる伝承は、やはりそれなりに的を得ていることがかなりあると思います。
なにせ、人類が始まる前から月はあったわけですから。
絶対に何らかの大きな影響があると思います。
そしてそれを受け止め、生かしていくには、なによりも自分の感覚を取り戻すことが大事なことじゃないかと思います。

人間が生きていくためのツール、情報、力は、すでにその人の体の中にすべて入っているらしいです。
それが何かは、やっぱりじっと自分の声に耳を澄ませて感じ取っていくしかないのでしょう。

自分の声は、言葉になっていない場合も結構あります。
だから言葉で生きている現代人にはちょっと難しい作業になってしまっているのかもしれません。

月の満ち欠けを目印に、今日はどんな感じだろう、と自分の声を聴いてみてください。
なかなか難しい作業です。ぜんぜんわからない事のほうが多いかもしれないです。
でも、それでもいいと思います。