ムーンプランナーとは

『MOON PLANNER』ムーンプランナー

私たちが作っている手帳の名前です。

ムーンプランナーは名前の通り、新月と満月を起点に見開き一ページに、
新月から満月の前日まで、満月から新月の前日までが配置されています。
さらに、新月と満月の日の欄だけ大きく取られています。

どうして一週間は7日でなくてはいけないのでしょうか?
月曜日から始まり、日曜日で終わることなんか全員知っています。
あらゆるカレンダー、テレビ、誰かとの約束、会社のルーティン、電車の運行、ランチのお弁当の種類まで、
社会の全てが「今日は何月何日何曜日」とうるさいほど伝えてきます。

そんなことは、あえて私たちの掌(てのひら)の中にしまう必要なんかない。

もっとずっと大きな流れで人間は生きてきた。
ただそれを取り戻そう。

本当は「社会」が与えた時間に従う必要はなく、
自分の時間があってこそ社会の時間もすすんでいくはずなのです。

時間の流れをゆがめるワケでなく、 法律を変えて休みの日を増やすでもなく、
todoリストやロジックツリーやそういうツールでなんとなく気分を変えて 作業効率を上げたから時間が変わるということでもなく、
ただ単純にレイアウトを変えるだけ。
何も変えない。だけど大きく壊す。
12ヵ月も、一週間さえも存在しないカレンダーです。


そもそもの暦は天体の動きなどから農業や狩猟、漁業のために必要な知識技術として発達していきました。
しかしながら、途中から為政者による民衆の管理という側面が強くなってきました。
定期的に確実に民衆を動かすために、カレンダーを統一するのは支配のために必要不可欠なことだったのです。

たくさん市販されている月齢カレンダーだって、結局12ヶ月の枠から外れたものはほとんど見当たりません。
それほどまでにカレンダーのレイアウトは強固なものでした。
「民衆の支配のための道具」という遺伝子が、脈々とカレンダーのレイアウトの中に潜んでいるのです。

でも、私たちはそれからふわりとはずれて、新しい時間を作ります。

紙に印刷するという、現代ではもうすでに古典的な方法で。