ムーンプランナーを手書きで作っていた頃、新月はひとりで会議をしていた私ですが、満月に関してはどうにもこうにも都合が悪いことがひとつありました。

なんというか、私は満月頃はどうも調子が悪くなることが多いのです。
私が理由もなく具合が悪くなる3大原因が、「ホルモンバランス、低気圧、満月」です。

満月前になると、むくみやイライラなどが出てきます。
(ぜんぜん出てこない時もあります)
特に満月当日は少しキツく感じるときもあります。

なので、満月の少し前から、あんまりやる気が出ません。
この不調が終わったら片付ければいいという感じで、あちこち散らかし放題。

(もちろんいつもそうというわけではないです!)

ということで、満月当日は、あまりこれといったことを意識してはいませんでしたが、満月を過ぎたらとりあえずお掃除!というのだけを決めていました。
月が欠けていく時期は、洗剤が少なくても汚れが落ちやすいとか、取り去る作業がはかどるといわれているので、やっぱり毎日掃除するのも面倒だと思うため、ボーナスタイムだけがんばる横着者精神が発揮されたわけです。

でも、片付けや掃除をするだけで、何かとそれまでのあれこれが整理されていきます。
散らかった書類を捨てようかと考えながらざっと目を通していたら「ああこれはやらなくちゃ」と思ったり、逆に後で読もうと思っていた本や書類などが別にそこまでする必要はないかと思ったり。
新月から押せ押せでやってきたことを切り替えるギアチェンジデーが満月のタイミングといいますが、ギアを入れ替えるには「なにもしない・何も考えない」という空白が必要なこともあります。
空白の後、取捨選択がはじまる。
これが私のギアチェンジの仕方だったのだと思います。

意図だけでは動かないことは、たくさんあります。
私は、意図を手放す隙間を作るタイミングを、たまたま満月に預けたという形でしょうか。
きっと人によっていろんなやり方があると思います。それこそ無意識にたくさん。
コンビニで新作のお菓子を探すことが無意識の切り替えのタイミングになっていたり、夕方にたっぷりめに入れる紅茶がそれにあたったり、いろんな意味が私たちの意図の外で動いているのだと、なんとなく思っています。

月の満ち欠けのタイミングは、かなり地球上に大きな影響を与えているはずです。
直接その影響を感じないタイプの人でも、周りの草木や動物などが確実に影響を受け、環境をわずかですが変えています。
そういう人間の意図とは離れたタイミングを取り戻すのに、ムーンプランナーはなんとなく役に立つと思います。

絶対に!と意気込まないで、なんとなく。

意図からはずれて生きる瞬間を、この手帳を開いているときだけは考えていてもいいと思うのです。
それ以外は、スマホでびっちりタスク管理していようが、数ヶ月先まで予定がぎゅうぎゅうだろうが、あるいは空っぽで焦りまくっていようが、かまわないのではないか、と。それって、一生懸命生きてるってことでもあるだろうし。
(ちなみに私は今、いろいろ慌てております・・・)

月が私たちの生活を勝手に変えてしまうわけではないです。
でも、切り替えのタイミングを計るのにはもってこいのものです。

だから、とりあえず私は満月を過ぎたらお掃除をしよう、とだけ決めています。

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