1月9日、10日の二日間、神戸元町の栄町ビルディングのギャラリーで個展を開催いたしました。
前日に会場をふたりで飾り付けました。
なんだか文化祭みたいな感じ。
10月に渋谷で行った個展をそのまま持ってきた形ですが、やはりこちらのギャラリーの場の力もあり、とてもかわいらしくできたと思います。
神戸個展に合わせて、ムーンプランナーブック<アルテミス>やオリジナルグッズも準備して持ってきました。ステッカーは和紙素材で、手帳に使っているカットをもとに作っています。
今回は、2016年の春夏版と新しいサイズのwith、それにムーンプランナーブック<アルテミス>ができて2冊そろってのお披露目でした。
地方に個展を持っていくのは、実はとてもお金がかかるので簡単にはできません。
でも、地の利がないのによい場所を借りる事ができ、短い時間でしたが多くの方にご来場いただけました。
いろいろと不備があったかもしれませんが、たくさんメッセージ頂けて、よかったなあと思いました。
なぜか神戸はムーンプランナーを作り始めた最初の頃からお客様が多く、また2014年の手帳総選挙で1位をもらったり、ナガサワ文具センターさんでお取扱いがはじまったりと、熱心なお客様が多い土地でした。
(特にこれといった広告を出している訳でもないので、とても不思議な感じです)
もともと「新しい物好きな土地柄」と地元の人がおっしゃるように、少し変わったものでも面白いと思うと柔軟に取り入れる方がとても多くいらっしゃるのかもしれません。
私たちのような小さなネットショップを基本としているメーカーが地方で個展を開くというのは、想像以上に大変なことでした。
ホテルなどの宿泊費用から移動費、作品の発送にかかる多くの費用のほか、準備には多くの作業が伴います。会場の下見も必要で、一回で準備ができるものではありません。
実際、展示がメインになるので、売上でその分を取り戻すという事も、なかなか難しい事でもあり、開催には関西の多くの友人たちの力を借りる事ができてやっと持って行けたというのが正直なところでした。
それでも、実際にやってみると、大変ではありましたが、短い時間の中でいろいろな事がわかったり、多くの人の期待があるという事も実感できました。
メッセージノートにも多くのコメントを頂くことができ、大変励みになりました。
「こんな小さな展示なんだから、簡単でしょう?」と思われるかもしれませんが(やってる方も最初はそう思っていました)、それでも難しく大変な事があるという事を実感し、もっとちゃんと作っていこうという思いを新たにいたしました。
簡単ではないからといってやめるという選択肢はないし、簡単ではないけど素敵なものを作り出すというのは面白い事です。
今度は、他の町にもこの小さな手帳屋さんが出張できたらいいな。
また神戸にもいきたいな。
ステキで、難しくて、おもしろくて、楽しい事をこれからもやっていこう。
この街でお会いできた皆様に、小さいけれど精一杯お礼申し上げます。