本日、熊本地震への義援金100冊分を熊本県あてにお振込みしてきました。
金額は、86,000円です。

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現金を窓口に持っていくと、手数料が免除なのでちょっとした札束感あります。

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振込受領書です。

今回、本当にお金について考える機会になったと思います。

正直、寄付というのはとても難しいなと感じました。
お金を集める事が難しいのではなく、正しく運用することがむずかしい、という意味です。確かに詐欺も起こるのは当たり前だと実感しました。

なにせ、そのつもりはなく善意から始めた寄付金集めでも、目の前にこれだけすぐに現金が集まれば、心はぐらつきます。

それに「寄付だから買った」といわれると、やはり少々傷つくものです。
本当は欲しかったけど、寄付だから買う=作り手にお金が落ちるのは納得いかないけど、作り手が儲からないっていうなら買ってもいい、という感覚の人がとても多いのは、事実です。

これは無意識に今まで刷り込まれたお金への観念なので、売り手にはどうしようもできません。ただただ黙っていいものを作って、それが伝わるよう努力するだけです。
こちらはけして騙そうとか、お金を奪ってやろうとは思っていなくても、「モノを売っている人は、消費者を騙して少しでも多くのお金を奪おうとしている。だからお金を使う時はなるべく少なく使って商品を手に入れるのが賢い消費者だ」と思っている人がたくさんいます。
しかも、かなり無意識にそう思っている人がとてもとても多いのです。
だから、寄付だとわかると、「じゃあ買ってもいい」という意識が働く。

それを、お店側が覆すのは難しい事です。何年もかけて信頼されなければ無理でしょう。

当店はありがたい事に、あまり大きな規模でやっている訳ではない事を理解されているお客様がたくさんいます。
おかげで、追加のオーダーをもらったり、一緒にほかのものを購入したり、都合に合わせて考えて下さっている方がたくさんいるなあと実感します。
その結果、寄付金の額も大きくなりました。

ただ、そこまでお客様の優しさに触れられない小さなお店だったら寄付金を黙って懐に収めて、「◎◎円寄付しました!ご協力感謝です!」とか言うだけ、なんてこともあるかもしれない。
本当にお金を目の前にすると、魔がさすのです。

いや、正直私だって、チーム諭吉と別れるのはツラかった!!
もっとずっとそばにいてほしかった!!
魔が差しまくりました。というか、魔しかなかった!!

でも、諭吉たちは、行くべき場所、望まれている場所があります。
それは、わたしのそばじゃない。

壮大な感動のエンディングです。
チーム諭吉は、郵便局の窓口から旅立っていきました。
そう、彼らが行くべき場所は、いま大変な状況の九州です。

チーム諭吉「俺たちはいかなくちゃいけないところがあるんだ。でも……」
わたし「……いいの、今は、今は行って。別れがつらくなるから」
チーム諭吉「いかせてくれて、ありがとう。だから、必ず帰ってくるから!!信じてくれ、俺たちの事を。絶対仲間を引き連れて帰ってくる!!信じて待っていてくれる……?」
わたし「……待ってる!いってきて。わたしッ、信じてるから!!」

(以下、アルマゲドン的なかげろうに揺れるスロー映像)

妄想たのしい。

旅立つ諭吉は、ちょっとハニカミ顔で言ってるところを想像しております(各人、お好みのケースでぜひ!)

地震で大変なことになったところで、皆様からお預かりしたチーム諭吉が、小さな支えのひとつになりますように。

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