前回、前々回と手帳を使う事が結局混乱のもとになってしまっていないだろうか、という事を考えてみました。
手段の目的化の弊害①:手帳選びの時の「いやな気持ち」の正体
手段の目的化の弊害②:手帳は手段が目的化しやすいツール
今回は、ムーンプランナーを使って、じゃあどんな効果があるのだろうか?
という事をお伝えしたいと思います。
先日、ユーザーさんから「とてもうまく使えている」というメッセージを頂いたので、
実際にどんな感じなのか教えて下さいとお願いしてみました。
そのお返事を皆さんにもご紹介したいと思います!
Q. まず、どんな時に「うまくいっている」と感じたのでしょうか?
早速ですが、使っていて「うまくいっているなあ」「やりたいことができている」
という実感や満足感を持つようになったのは、2冊目の手帳を使い終わる辺りだったように思います。私は駆け出しの画家・イラストレーターとして活動しているのですが、
自分にとっての「夢」というものの大半が、絵の活動や仕事において
「良い機会を狙って、思い切って挑戦してみたら、もしかしたら叶うかもしれない」
という類のものだと思っているので、
それで「叶った」という実感につながりやすいのかもしれません。(なので、先日「夢が叶 っている」と書きましたが、
「それは夢じゃなくて目標だ」とおっしゃる方はとても多いと思います)
ムーンプランナーはもう最初の2014年からお使い頂いているとのことです。
二冊目というと、だいたい一年くらい使われたという事になるかと思います。
Q. うまくいった原因はどんなところにあったとおもいますか?
私は学生時代も社会人になってからも、やりたいことに関して挫折の経験が多く、
新しい場に踏み出す勇気がなく、ずっと諦めの気持ちを持っていました。
20代後半を迎える前に一念発起して、今の活動をするに至っています。それまで、うまくいかないことの原因のいくつかに、
「やってみたいな(でも、できる気がしない)」
「思い切って挑戦できたら、どんなにいいだろう(でも、どうせうまくいかない)」
という心の迷いや自信のなさに引っ張られてしまうこと、それから、何かを始めるのに良いタイミング(体調面など)をつかむことが
苦手であることがあるのかもしれないなあとずっと感じていました。心の迷いは、紙(手帳)に書くことでかなり改善されているように感じたのですが、
もう少し、毎日をポジティブに、自分の時間を最大限にうまく使って過ごせるようになるにはどうしたらいいのかな、と思っていたところに、ムーンプランナーの構想について書かれていた記事を読んで、「これは、もしかしたら、自分にも効果があるかもしれない!」と、ビビッときたんです。約2週間ごとにギアチェンジができる。
それが視覚的に分かりやすい。
1年間でなく、半年ごとに振り返ったり新しいスタートができる。……嬉しいことに、これが私にもとても合っていたようです。
(以前、どこかで「1週間では短くて、1か月では長すぎる」と書かれていたように記憶していますが、本当にその通りだなと実感しています)
まずは二週間単位で時間を把握することが、とても心地よいと感じられて使い続けられて、その後、二冊目を終わるあたりで「なにかうまくいっている」と実感があったとの事です。
このあたりの話題はムーンプランナーの特徴にいくつかまとめてあります。
また、こちらの長い「月の満ち欠けでビジネスがものすごくうまくいった話」などもご覧になった内容かなあと思います。
Q. 実際、どんな感じでつかっていますか?
手帳の使い方ですが、
やってみたいこと・挑戦してみたいことはとりあえず何でも書いてみる。
↓
ムーンプランナーの見開きページを眺めていると、頭の中でなんとなく
「このタイミングでいけそう!」「この計画は次のページ辺りに始めようかな」
という判断のサインが出るので、それに沿って始めてみる。という感じです。
この「なんとなく」という感覚が、なかなか説明しづらいところなのですが……。
かなり重要なポイントになりそうです。
・やってみたいことや挑戦してみたいことは何でも書いてみる
・なんとなく「ここでやろう!」と浮かんできて、それをやってみる
ここでやってみようと思った日にちにその予定を書き込んでしまってもよさそうですね。
また、こういう点が個人的には合っていた・良かったのかな、と思っている点ですが 、
◆大雑把に使った(頑張って書き込もうと思わない)
仕事やプライベートの予定の他には、
主に体調面で気になったことだけをとても簡単に記録しています。
(例:「偏頭痛」「肌が過敏」「吹き出物」「胃が痛い」)手帳にこだわりを持っている方は、おそらく几帳面で、
一生懸命に沢山書き込もうとする方が多いのではないかと思いますが(私も以前ほかの手帳を使っていた頃は、
日記帳のつもりで、できるだけ毎日長文を書くようにしていました)、ムーンプランナーを使い始める時には
「体調のリズムと日々の予定を簡単に把握できて、過ごしやすくなったらいいな」と思っていたので、
ページを見開きで眺めた時にパッと目と頭に 飛び込んでくるくらいの情報量にするよう心掛けていました。沢山書いて残すことの良さはもちろんあると思いますし、
「いっぱい書かないほうがいい」と言うつもりはありませんが、
個人的にはそれが良かったのかな、と感じる部分ではあります。(先ほど、Twitterでムーンプランナーさんの手帳の写真を見て驚いたのですが、
私も同じように書き込みが少なくて、スカスカのページが多いです。
日々のログやアイデアは、手帳とは別のノートにつけています。スカスカの欄を後で見返した時に
「ああ!せっかくの手帳なのに!もったいない!」という気持ちになるのですが
「でもこの時は、何も書く必要もないくらい気持ちも体調も安定していたんだな」と
思う ようにしています。笑)
スカスカの手帳というのは、これです↓
このくらいスカスカですヽ(;▽;)ノ基本的にあまり書き込んで使わないです。しかし書いて使う時期もあり、差が激しいです。 #ムーンプランナー pic.twitter.com/FwRYdHPEBG
— ムーンプランナー【公式】 (@moonplanner) 2015, 9月 15
もうひとつ、体調についてのこんな効果もあるそうです。
◆PMS~生理中のリズム・過ごし方を簡単につかめるようになった
元々、毎月PMSの色々な症状が出て辛いと感じていたのですが、
他の手帳を使っていた頃は
「調子が悪いから、そろそろ生理前かな」
「でもこれを全部、PMSの症状、と片付けてしまっていいのかな」
「この辛さって、あとどれくらい続くのかなあ」と、
どうにもならなかったりいつ終わるのかが分からないしんどさを抱えている状態でした。ムーンプランナーに書き込むようになって、
まず「自分の生理はいつも満月が近くなると始まっているんだ」と
初めて知ったことが大きな気づきでした。先のブックでも取り上げられていましたが、
私も1冊目の 手帳を使い終わる前から、満月の当日ぴったりに生理が始まるようになりました。
その後もリズムが変わらずに続いていることをとても不思議に、でも心地良く感じています。「目で見てすぐに分かる」ことはとても大きくて、PMS~生理で体調が良くない時期の心づもりもしやすいです。
心身ともにどん底の時でも、過去のページを振り返っては
「前のページでも似た状態だったから、たぶん同じように楽になる」
「月のリズムに乗っかっているから大丈夫!次の満月から切り替えられる!」
という安心感のようなものをいつも強く感じています。仕事がうまく進まずに落ち込んだり、
何かを始める時に、心身が不調なタイミングの心配をすることがなくなったように感じます。
この生理周期が落ち着くとか、実は月の満ち欠けとリンクしていてムーンプランナーを使ったらすごく把握しやすくなったという体験は特によく伺います。(ちなみに私自身は全然実感できていないので、そういう人もいると思います)
「ヘンな手帳」のムーンプランナーの使い方や実際の効果をここまではっきり感じているという方からのメッセージは初めてだったので、ぜひ皆さんにもお伝えしたい!と思いました。
使い方を探して混乱してしまうのではなく、その手帳の効果を体感し、その感覚を楽しむって、こんな感じじゃないかなあとも思いました。
これを読んで、「私はこんな感じで効果を感じているんですよ!」という体験があったら、ぜひ教えてください(*’ω’*)